家庭菜園(ニンジン)
ニンジン
項目 | 散布量(1m²当) | 説明 | JA取扱品名 |
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苦土石灰 | 150g | 土壌の酸度調整を行います。(6~7PH) | 粒状苦土石灰(M10) |
堆肥 | 2kg | 土壌に有機物を入れることにより、土を団粒構造にします。 | みずほ堆肥 |
化成肥料 | 150g | 作物の必要要素(チッソ、リン酸、カリ)を含んだ肥料です。 | 国産野菜専用(402) |
畑の準備
- 種まき2週間前に苦土石灰を散布し、深さ30cm位まで耕しておく。
- 種まき1週間前に堆肥と化成肥料を散布し土とよく混ぜる。
- 幅60cm程度、高さ10~20cm程度の畝を立てます。
種まき~2条の条まき~
集団で種まきすると発芽率がよくなるので、条播きにして後で間引きます。
(コーティング種子は発芽率とその後の生育が良いので、条播きにする必要はありません)
発芽には水分が必要なので、雨が降った翌日にまくのが理想です。乾いているときはたっぷり水をまいてから種をまきます。雨が降らず乾燥が続きそうなときは、発芽するまで毎日、朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをしましょう。
- 条まきは、条間20~30cm間隔に種をまく溝をくります。
(直管パイプや角材などで押してやると蒔き溝を付けやすいです。)
注意:あまり深くならない程度に!(5mm位) - 種の間隔は0.5~1cm程度にまきます。
- 種をまき終えたら、0.5~1cmほど土をかけます。
注意:ニンジンは光発芽種子(発芽に光が必要)なので覆土が多すぎると発芽が悪くなります。 - 覆土後はしっかりと鎮圧を行います。
(鎮圧が甘いと乾燥しやすくなります。)
※不織布をお持ちなら、鎮圧後に畝に不織布をかけ上から水をたっぷりやると、水持ちがよくなります。不織布は発芽が揃うまでかけておいても差し支えはありません。
重要:種をまいた後は発芽するまで土を乾燥させないようにすることが大切です。
間引き作業
- 1回目の間引きは、子葉(最初に出る二枚葉。双葉とも言われる)が展開したら、隣の株と葉の先端が触れ合う程度に間引きを行います。
- 2回目の間引きは、本葉が2~3枚展開したら隣の株と葉の先端が触れ合う程度にする。根が深く張っているので、根元でちぎるか、ハサミで切り取るようにします。
- 3回目の間引きは、本葉が4~6枚展開したら行います。
追肥・土寄せ
- 本葉が6~7枚の頃と本葉8~10枚の頃の2回追肥を行います。1㎡当たり化成肥料30~50gを条間や畝の肩にばらまいて追肥を行います。
- 追肥した後は、草を除草しながら軽く耕し(中耕)、根元に土を寄せてあげます。土寄せが足りないと、ニンジンの首が緑になり、見かけが悪くなります。
収穫
- 5寸ニンジンは種まき後110~130日が収穫期間と言われています。首のあたりが張ってきたら収穫適期です。収穫適期かどうか分からないときは、何本か抜いてみて判断してください。極端に収穫が遅れると、品種によってはひどく裂根することがあります。
ニンジンの種を紹介いたします。
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